末期の水って何?

末期の水(まつごのみず)とは…
「死に水」とも言い、日本で古くから行われている風習の一つで、
亡くなった人の唇に水を含ませる儀式を指します。
人は亡くなると、渇きを訴えると言われているため、
このような儀式を行うのです。
亡くなった場所(病院・自宅)で行うこともあれば
納棺式の際に行うこともあります。
末期の水のやり方…
まず、水を入れた皿や茶碗を用意します。
そこへ、割り箸に脱脂綿を巻いたものや、筆の先を浸し、
亡くなった人の唇へ優しく乗せます。
亡くなった人の皮膚はデリケートなので、
強くこすりつけず、優しく行いましょう。
また、ご家族によっては、水の代わりに
生前好きだった飲み物を使われる方もいらっしゃいます。