陰膳について

八月もいよいよ本日で終わりですね。
夏も終わると考えるとなんだか少し寂しいですね。
とはいえ、暑さはまだまだ続きそうなので
体調管理をしっかりしていきましょう!
今回は、お葬式や法事の際に準備することがある
陰膳に関してお伝えさせて頂ければと
思います。
元々、陰膳とはその場にいない人にお膳を
用意する風習のことを示します。
昔は今のように気軽に連絡の取れる手段が
なかった為大切な人が遠くにいる際に飢えや
不幸なことに陥らないように無事を祈って
食膳を準備するような考えや、
葬儀などの際に用意をしてあの世に旅立った
故人の無事を願うような意味合いがあります。
現代では遠方の人とも連絡を簡単にとることが
できるので『故人様の食事』といった意味合いが
強くなっております。
また、宗派(浄土真宗など)によっては
亡くなった後の『旅』という概念が無いので
用意しない場合もあります。
近くにいない人でも思いやるという
日本人らしい素敵な風習なので、
これからも残していけるようにするのが
私達葬儀社の務めだと思います。
以上、陰膳の意味合いに関してお伝えさせて
頂きましたがいかがだったでしょうか?
ではまた!