新盆について②

新盆に向け準備する飾り

精霊棚(しょうりょうだな)

精霊棚は祖先の霊を迎えるための棚のことで、

その年の作物や精霊馬を供えます。

精霊棚は、仏壇の前に飾り付けます。

このとき位牌を取り出しておき、

精霊棚の中央に飾ります。

必要となる材料はいくつかありますが、

仏具店などでセットになっているものを購入できるので、

それを使えば問題なく組み立てができるでしょう。

 

精霊馬(しょうりょううま)

精霊馬は精霊棚に供える物のひとつで、

祖先の霊を迎えるためのものです。

割り箸などでキュウリとナスに足をつけ、

それぞれ馬・牛とみなします。

これには、「祖先の霊が来るときは馬に乗って素早く、

帰るときは牛に乗ってゆっくりと」

という願いがこめられています。

 

盆提灯(ぼんぢょうちん)

盆提灯は、祖先の霊が迷わず家に

たどり着けるように灯しておく提灯です。

盆提灯には白提灯と絵柄の入った提灯の

2種類がありますが、新盆では白提灯を使います。

白提灯は遺族の近親者から送られることが多いですが、

最近は「御提灯代」として遺族に現金を渡し、

そのお金で提灯を購入するとことが増えています

新盆で使用した白提灯は、送り火で燃やすか、

あるいはお寺で供養してもらいます。

事前にお寺に確認をとっておくといいでしょう。

他には、お供え物(今年とれた作物など)や供花、

新しいロウソク・線香、松の割り木なども用意しておきます。

 

新盆のお供え

お供えは団子が一般的ですが、

供える日によってさまざまな名前が付けられています。

用いられる団子の種類もいろいろあるため、

一覧にまとめました。

※表中の日付は一般的な場合であり、地域によって異なります。

盆の入り(8/13) 滞在中(8/14~15) 盆の明け(8/16)
呼び名 お迎え団子 おちつき団子/お供え団子 送り団子
種類 白い団子、あんこ、甘辛たれ 白い団子 白い団子

団子の種類には、特に規定があるわけではありません。

表中ではお盆の期間を3分割してお供え物を変えていますが、

現在ではお盆の期間中は同じものを供えることも多く、

日替わりで変えるという風習はあるものの、

そこまで厳密に行われているわけではないようです。

 

新盆の行事の流れ

お盆は7月または8月の15日頃に行われますが、

ここでは13日に迎え火、16日に送り火を行うとして、

その手順をご紹介します。

 

①迎え火

13日はお迎えの日、迎え火となります。

午前中は精霊棚の飾り付けやお供え物などをし、

祖先の霊を迎える準備をします。

仏壇から位牌を出して精霊棚の中央に置き、

仏壇の扉は閉めておきます。

日中はお墓参りをし、お墓の掃除を行います。

夕方になると松の割り木や麻幹(おがら)で

迎え火を焚き、盆提灯に火を灯します。

 

②お墓参りと法要

14日~15日の間に、揃ってお墓参りを行います。

同時に僧侶を招いた法要も行い、祖先の霊の供養を行います

法要のあとには会食を行うこともあります。

この期間は祖先の霊が帰ってきているので、

火を絶やさないようにし、

お供え物や水などは毎日交換します。

 

③送り火

16日はお送りの日、送り火です。

見送りをするのは夕方なので、

それまでは最後のお供え物をしたり、

お祈りをしたりします。

夕方になると送り火を焚き、

祖先の霊を見送ります。

この時、使用した白提灯を一緒に燃やす場合もあります。

ぜひ参考にしてみてください!

 

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